数秘術とは?

東洋系占い

365

日本では、バラエティ番組でも何かしらの占いを利用することがあります。面白い結果になって笑いを誘うこともあれば、ピタリとあたって話題になることもあります。

有名な番組で取り上げられることで、知名度を大きく上げる占いもあります。今回は「数秘術」について紹介します。

数秘術とは?

日本でも知名度が高く、バラエティ番組などでも露出の多い占いである「数秘術」は、西洋占星術や易学といった有名な占術と並ぶもので、「ピタゴラス式」「カバラ」といったものが有名な占いの一種です。別名「数秘学」とも呼びます。

一般的に、占う対象の生年月日や姓名から固有の計算式に基づいて運勢や先天的な宿命について占います。数秘術においては、「あらゆる数字には特別な意味がある」という基本原理から成り立っています。

また、この宇宙に存在する全てのものは、「数の法則」というものによって支配されているともみなされています。その数の法則性を根拠にして個人の運命や使命、才能といったものを占っていこうというのが数秘術です。

数秘術の歴史

数秘術は一般的に、その創始者を「ピタゴラス」であると定義しています。しかし、その千年も前のギリシャや中国、エジプトなどで数秘術が使われていたことを示す証拠が発見されているため、定かではありません。

ピタゴラスの数秘術はその後「プラトン」に引き継がれています。さらに、西洋占星術やタロットと結びつき、ユダヤ教の「カバラ」の書物によって補強されています。

ルネサンス期にはヨーロッパでその隆盛を極めています。現在ではヨーロッパ全土のみならずアメリカでも注目されており、メディアの発展に伴って広く知れ渡ることになります。

数秘術の概要

数秘術では、生年月日や姓名を数字に置き換えて、その数字を全て足して一桁になるまで計算し続けます。

例えば占う対象が「78」である場合には、7+8=15となり、それをさらに1+5=6にします。

一桁になった数字によって意味が異なります。数字とそれに対応する意味は以下のようになります。

1・・・始まり・独立・革新・男性原理

2・・・調和・結合・人間関係・協力・女性原理

3・・・真実を語る・楽観主義・陽気・創造性

4・・・実際的・真面目・持久力・形作る・建設する

5・・・変化・自由・多才・増進・移行

6・・・奉仕・バランス・責任と義務・結婚と別れの数・家庭と仕事の問題

7・・・分析・科学・孤独・叡智・調査・神秘主義的

8・・・権威・成功・ビジネス・組織・自己制御

9・・・終わり・寛大・宇宙・教え・完全性・ヴィジョン

生まれてから変動することのない生年月日については、その人の持って生まれた性格や先天的な宿命を占えます。

一方、結婚等によって苗字が変わり、変動する可能性のある姓名については、表面的なものを占えるとしています。

まとめ

数秘術は生年月日や姓名を数字化して占います。ピタゴラスが創始者とされ、その後ヨーロッパに広まります。

数字はすべてを足して1桁にして、それで意味を割り出します。生まれてから変動しない生年月日と、変動する可能性のある姓名では占える内容が異なります。

タイトルとURLをコピーしました