タロットカードとは?

占いの道具

tarot

占い好きなら一度は手にしたことがあるであろう「タロットカード」は、主にタロット占いで利用されます。

日本でも流通しており、おもちゃ屋でも取り扱っているところもあります。今回は、意外と間違って認識されていることもあるこのタロットカードについて簡単に解説していきます。

タロットカードとは?

「タロットカード」は、78枚を1組みとした、西洋発祥のカードです。主に「タロット占い」に用いられます。

日本でも知名度の高い占いグッズですが、その起源については曖昧な点が多いです。記録された内容として最も古いものは、15世紀のイタリアにありますが、古代エジプトやユダヤにその起源を求める声もあります。

ただし学術的な根拠はなく、使用目的についても本来は占い用なのか遊戯の一種として開発されたのかも分かっていません。タロット占いとして確実な記録が残っているのは18世紀以降のことであり、色々とその起源には謎が残されています。

タロットカードは前述のとおり78枚を1組みとして扱い、22枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」に分かれます。ここで「あれ?」と思った人もいるかもしれません。

今までにタロットカードを見てきた人は、「そこまでの枚数はあったかな?」と思われているかもしれません。日本人が一般的に連想するタロットカードというのは、22枚の「大アルカナ」の方だけだと思われます。

しかし、正式には小アルカナを含めた78枚1組が正しいのです。

大アルカナ

タロットカードのうち、寓意絵(ある意味を直接表さず、別の物事に託して表す絵のこと)が描かれた22枚のカードです。一般的に日本で「タロットカード」と言うと、これらを表すことが多いです。それぞれの絵の表すタイトルと意味は以下のようになります。

0愚者      夢想・愚行・熱狂・極端

1魔術師     意志・手腕・外交

2女教皇     秘密・神秘・英知

3女皇      行動・実り・未知・月日の長さ

4皇帝      統治・防御・同盟・堅固

5教皇      社会性・信条

6恋人      魅力・愛美

7戦車      援軍・勝利・摂理・復讐

8力       力・勇気・名誉・寛大

9隠者      崩壊・深慮

10運命の輪   幸運・向上・機転

11正義     正しさ・平等・行政・正当な判決

12吊された男  英知・慎重・試練・直感

13死神     損失・停止・死と再生

14節制     調整・倹約・管理・中庸

15悪魔     宿命・暴力・激烈・黒魔術

16塔      悲嘆・災難・転落・不名誉

17星      瞑想・霊感・放棄・希望と吉兆

18月      隠れた敵・幻想・失敗・欺瞞

19太陽     満足・幸運な結婚・物理的な幸福

20審判     復活・結果・更新・位置の変化

21世界     完成・旅・約束された成功

小アルカナ

「小アルカナ」は、タロットカードのうち、数字とマークの描かれた56枚のカードのことを言います。日本での知名度は低いです。数字は1~10までと4枚の人物札(小姓・騎士・女王・王)の計14枚、それに4種類のマーク(棒・剣・聖杯・硬貨)の組み合わせで56枚になります。

この構成は「トランプ」に似ているものであり、小アルカナからトランプが生まれたという説、トランプが先にあって大アルカナと合わさったという説、そもそも両者には関係性がないという説があり、定かではありません。

まとめ

タロットカードはタロット占いで用いられるカードで、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚から構成されています。

起源については詳しい学術的根拠はありません。大アルカナは寓意絵が描かれており、それぞれに意味があります。小アルカナは14の数字と4つのマークの計56枚構成で、トランプとの関連性がある可能性がありますが、詳しいことは分かっていません。

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