風水で使われる「五行説」について、簡単に説明しておきますね。
五行説は古代中国の思想の1つとして、世の中の全てのモノは5種類の元素からなると考えられています。五行は日常的な生活の中でも様々なジャンルに適応する表現があり、それぞれに意味を持っています。
中国医学や漢方では、五行説を人体に応用して、下記の表にありますように、五臓~五華を基本的な考えとして健康な生活を送る目安として勧めています。
5つの元素は、木・火・土・金・水からなります。これらは二つの法則により、相互作用を繰り返しています。
★相乗効果で良い相性を生む「五行相生(そうじょう)」 ~陽~
木(木が燃え)→火(火を生じ)→土(燃え尽き灰(土)に)→金(土から金が生まれ)→水(金を冷やし水滴(水)となり)→木(木を潤す)
★お互いに力を弱め合う「五行相剋(そうこく)」 ~陰~
木(木が土の養分を奪い)→土(水を吸収)→水(火を消し)→火(熱で金を溶かし)→金(斧となり)→木(切り倒す)
上記のサイクルで五行の陽と陰をバランスよく使うことで、風水では気の流れを調整していきます。
さらには生まれ年から個人の運命を判断し、ここから方位を割り出したりとかなり複雑な作業を要することで本格的な風水・環境学へと足を踏み入れることになります。
様々な学びをMIXさせることで完全オリジナルな風水が実現しますが、とてつもなく膨大な知識と根気が必要になりますね。
私の場合は少しだけ足を踏み入れはしたのですが、残念ながら極めるには至りませんでした。基本、面倒臭がりな性格が災いしているのでしょうが、色々な方が考えた風水を実践することで十分満足しているので、楽しんで風水を取り入れて充実しています。
家の購入で例えるなら、フルオーダーで全て自分で考えた家を買うか、建売で気に入った家を買うかという感じでしょうか!私は後者で幸せを感じることができるタイプということでしょうね!
五行の意味
上記の表を参照し、参考にしてください。
一般的に運気を上げるためには相生の効果を用います。しかし、エネルギーが強すぎる時には気を静め、抑える効果が必要になりますね。その際は、相剋の効果を与えることで暴走する気を落ち着かせることができます。
また、「陰陽説」という、この世の中全てに対し、陽(プラス)と陰(マイナス)の二種類に分類して説明してしまおうという思想もあります。陰は女性を表し、陽は男性、暗と明、冷と熱といったように相反する対象的な二種類が存在しています。
風水では「五行説」と「陰陽説」を用いて判断することが多いことから「陰陽五行説」とし、様々な風水理論に基づき実践例を紹介しています。
風水の基本となる奥深い思想に少しでも触れることで、実践する風水術にも磨きがかかるでしょう!